車によって大きく変わる自動車保険や車両保険の保険料
万一の事故が起こった時に保険料を受け取れるのが自動車保険や車両保険ですが、
実は車種によって保険料が大きく変わってくるのはご存知でしたか?
すでに多くの保険会社で車両保険にモデルごと料率クラスが制定されていますが、
2001年11月以降は車両保険を除いた、一般的な保険内容でも車種による
保険料の違いがでてくることになりました。
従来からの自動車保険は排気量により4つのクラスがあるのみ。
4つのクラスとはA-1500cc以下/B-1500~2500cc以下/C-2500cc以上/P-2500cc以上の
ディーゼル車という分類で、任意保険の基本要素である対人・対物・搭乗者傷害・
人身傷害の掛け金は同一クラスであれば一律に決められれていました。
しかし、保険の自由化により、外資系保険会社がクルマごと(型式やグレードまで)に
過去の対人・対物・搭乗者傷害・人身傷害の損害データを調べ、
各モデルごとのクラス分けを始めたことから、
従来型保険もこれに習う形になることが決まったようです。
つまり従来では1500ccのベーシックセダンと2000ccのスポーツカーが
同一クラスであった(車両保険はともかく、対人・対物・搭乗者傷害・
人身傷害の料金設定では)わけですが、今後はモデルごとにクラスが変わることになります。
結論からいえば、損をする人も得をする人もでてくることになるでしょう。
事故率の高いクルマに乗り、車両保険も掛けているというユーザーには
保険料アップのダブル攻撃となるかもしれません。
保険料を節約したい場合は、値段の安い車を選択するという手もありますね。